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Posted by さがファンブログ事務局 at 

2018年06月05日

環境・産業・歴史教育を地域の世界遺産から考える高校生会議の開催事業(略称:世界遺産高校生会議)

【事業の背景と目的】
 
環境教育と世界遺産といえば自然世界遺産のふれあい体験学習などがあるが、身近ではない。2015年にユネスコ世界遺産として登録された明治日本産業遺産群は、8エリア23資産におよび、環境やモノづくり・歴史を考える格好の地域題材であり、登録条件として各構成資産の日常的保全活動が求められた。
 これらを背景として、環境・産業および歴史教育の実践力と保全活動を高めるための高校生会議を、明治日本産業遺産の起点であり、先進地である佐賀で開催することにした。特に幕末期佐賀のモノづくりの近代化からは環境汚染や環境問題が生じていない。これらを高校生会議で強調し、他地域との比較研究において、これからの社会づくりにおける世界遺産の保全活動と自然環境及び歴史を大切にする啓発活動をしたい。なお申請団体である幕末佐賀研究会は、2004年以来、佐賀のまち作りや世界遺産登録活動をすすめてきた。
【事業内容】
2018年8月18日・19日に佐賀大学において、4県の各高校生が、世界遺産の調査研究報告会議を開き、佐賀の世界遺産を視察し、今後の環境教育・産業教育・歴史教育と環境保全活動を考える。調査は、世界遺産の歴史的意義、モノヅクリ技術(西洋技術移転と在来技術の融合など)、今後の環境保全を主な視点とする。調査予定地は、長崎県立長崎東高等学校郷土史部が小菅修船場跡・三菱長崎造船所・端島炭鉱など。佐賀県立佐賀工業高等学校が多布施・三重津など、福岡大学付属大濠高等学校が三池炭鉱・三角西(旧)港など。福岡県立糸島高等学校が官営八幡製鉄所・遠賀川水源地ポンプなど。山口県立萩高等学校が萩反射炉・美須ケ鼻造船所跡・萩城下町など。佐賀県立佐賀工業高校は、砲身を削り込む水車の模型製作やミニチュアカノン砲模造にも挑戦し、当時のモノヅクリの技術にもせまる。広報はfacebookや新聞などを利用し、成果報告書を刊行し、図書館・高校などに配布して環境教育・産業教育・歴史教育に活用する。
【スケジュール】※原則として2019年3月31日(平成30年度末)までに事業を完了してください。
2018年5月12日、実行委員会を開催、報告校5校(佐賀工業・萩・大濠・糸島・長崎東)決定。
2018年7月29日、実行委員会開催(佐賀)、広報は一般及び佐賀県下高校及び佐賀市内中学などへ。
2018年8月18日、高校生会議、於佐賀大学教養教育大講堂(350人収容)、一般及び高校生参加予定
2018年8月19日、高校生会議、エクスカーション、三重津海軍所跡、維新博等見学。
2018年10月30日、報告書原稿締切。
2019年 1月26日 報告書刊行、県内図書館・高校及び佐賀市内中学へ配布予定。
【予想される成果】
①環境・産業・歴史の3視点から地域世界遺産を調査研究する活動の広がりにより、世界遺産保全活動と自然保護活動が充実する。②地域世界遺産の世界史的理解が深まり、観光などによる市町村のまち作りにつながる。③循環型社会であった江戸時代のモノヅクリ技術から、環境・産業教育や未来のモノヅクリへの示唆を得られる。④今後も佐賀県の高校生による世界遺産調査研究活動を継続して、2019年の佐賀での全国高校総合文化祭発表や、2022年度からの「歴史総合」の地域教材創出へつなげる(別紙5計画参照)。

  


Posted by 洋学 at 23:22 | Comments(0)

2018年05月24日

ユネスコ世界遺産を考える高校生会議


1 事業の名称 歴史・モノヅクリ・環境保全の視点からユネスコ世界遺産の未来を考える高校生会議ー
2 趣旨
 2015年以降、「明治日本の産業革命遺産」「沖の島」のユネスコの世界文化遺産登録、朝鮮通信使による「世界の記憶」登録など、世界遺産関連の登録が相次いでいる。その中で重きが置かれているのは、観光による関係市町村の活性化であろう。
 しかし、何よりも重要なのは、人類の過去からの遺産である「世界遺産」の持つ意義を後世に継承するための教育にあるものと考える。
  そのことから、地域から考える世界史プロジェクトは、昨年8月、「誠信外交」で名高い雨森芳洲の故地、滋賀県長浜市に朝鮮通信使に縁のある土地の高校7校による研究発表交流集会を企画した。直後、10月には朝鮮通信使に関係する文献や絵図が「世界の記憶」に登録された。
本年は、2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の発祥の地である佐賀市において、この遺産に縁のある九州・山口等の高校生が一堂に会して世界遺産の持つ意義について、各地の取り組みについて深く考え、交流するセミナ-を開催したいと考える。
 調査の主な視点は、遺産の世界史的意義、モノヅクリにおける西洋科学技術と在来技術との融合、世界遺産を保全するための環境教育のありかたなどである。
3 目的
  (1)「明治日本の産業革命遺産」に関する調査研究を高校生が行い、発表して、高校生同士の交流を通して、世界遺産の歴史的意義を学び、市民を含めた地域文化遺産の理解促進する。
  (2)「明治日本の産業革命遺産」を通して、急速な産業革命がなぜなしえたのか、モノヅクリにおける日本近代化における光りと影について、高校生とともに一般市民も交えて学ぶ。
  (3)日常的な保全活動が求められている世界遺産における環境保全のあり方を高校生らとともに、

4 活動
  (1)平成30年4月から「明治日本の産業革命遺産」に関係する高校の高校生・引率教員が実際に現地を訪れて、調査研究を行う。調査研究を行う学校は下記の通りある。(5月12日現在)以下に、学校名と調査研究対象の遺産を記す。
長崎  長崎県立長崎東高等学校郷土史部
   ①.小菅修船場跡 ②.三菱長崎造船所第三船渠*
③.高島炭鉱  ④.端島炭鉱 ⑤.旧グラバー住宅
佐賀  佐賀県立佐賀工業高等学校
多布施.
福岡 福岡大学付属大濠高等学校
三池 ①.三池炭鉱・三池港(三池炭鉱宮原坑、三池炭鉱万田坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡、三池港)②.三角西(旧)港
    福岡県立糸島高等学校
八幡  ①.官営八幡製鉄所(八幡製鐵所旧本事務所*、八幡製鐵所修繕工場、八幡製鐵所旧鍛冶工場*) ②.遠賀川水源地ポンプ
萩  山口県立萩高等学校
①.萩反射炉 ②.美須ケ鼻造船所跡 ③ン.大板山たたら製鉄遺跡 ④.萩城下町 ⑤.松下村塾
   (2)調査研究した内容を下記の高校生会議で発表し、交流する。
     ユネスコ世界遺産を考える高校生会議(明治日本の産業革命遺産を中心として)
  開催期日  平成30年8月18日(土)・19日(日)
  開催場所  会議開催:佐賀大学(予定)
見学:「明治日本の産業革命遺産」の資産見学(予定)
  主催団体  「地域から考える世界史」プロジェクト
         佐賀大学地域学歴史文化研究センター
      後援(予定)佐賀県 佐賀県教育委員会 佐賀市 佐賀市教育委員会
佐賀大学 ユネスコ国内委員会、佐賀新聞社、NHK佐賀支局
  参加者   上記の学校
      日程    第1日目 佐賀大学(予定)で九州・山口の高校生の発表
             基調講演 中村俊介(朝日新聞西部本社文化部編集委員)
             高校生の発表・コメント・講演者・発表者の座談会
             司会も高校生が行う
             佐賀市サガシティホテルに宿泊
            第2日目 フィ-ルドワ-ク「明治日本の産業革命遺産」見学
5.実行委員会
  委員長:藤村泰夫(「地域から考える世界史」プロジェクト代表・山口県立西京高校教諭) 
副委員長:堤敏浩(佐賀県立多久高等学校教諭)青木歳幸(佐賀大学名誉教授)
  委員:磯部賢治(プロジェクト運営委員・山口県立宇部工業高等学校定時制教頭)、
岩下哲典(プロジェクト運営委員・東洋大学教授)、多仁照廣(元敦賀短期大学教授)
伊藤昭弘(佐賀大学地域学歴史文化研究センター副センター長)
吉岡誠也(佐賀大学地域学歴史文化研究センタ研究員)鬼嶋淳(佐賀大学教育学部准教授)
平川秀樹(佐賀県立佐賀工業高等学校主幹教諭)権藤博文(佐賀県立三養基高等学校教諭)
松井克行(西九州大学子ども学部教授)藤生京子(佐賀城本丸歴史館研究員
  
6 事業の進行
 5月12日  佐賀で第1回実行委員会の会合
        参加高校を決定する。(西から)
        長崎県立長崎東高等学校郷土史部 佐賀県立佐賀工業高等学校 
福岡県立糸島高等学校 福岡大学付属大濠高等学校
山口県立萩高等学校
 5月中旬・・参加校による研究開始
        各地域にある「明治日本の産業革命遺産」について概要をまとめる。
        発表時間は、約20分
            内訳 生徒発表   15分
               講評      2分
               入れ替え    3分
        発表内容は各学校に委任、学校紹介を含む。
        発表方法は、パワーポイントで行う。
 5月中   発表題目提出締め切り
 8月11日   発表のパワーポイント提出締め切り
 8月18日~19日 「ユネスコ世界遺産を考える高校生会議」
-「明治日本の産業革命遺産」を中心として-
 10月末・・・実行委員会で報告書原稿作成
 翌年1月末 報告書刊行。
7 「ユネスコ世界遺産高校生会議―明治日本の産業革命遺産を中心としてー」日程
【1日目】8月18日(土)13時~17時
   12:30~12:50 開会行事
趣旨説明:実行委員長
主催地側挨拶
来賓あいさつ
     12:50~14:30 明治日本の産業革命遺産」の縁の土地の高校生の発表
      1 長崎県立長崎東高校
    講評:吉岡誠也(佐賀大学地域学歴史文化研究センター研究員) 
      2 佐賀県立佐賀工業高等学校
         講評:磯部賢治(山口県立宇部工業高等学校教頭
3 福岡県立糸島高等学校
 講評:鬼島  (佐賀大学教育学部准教授)
      4 福岡大学付属大濠高等学校
     講評 伊藤昭宏(佐賀大学地域学歴史文化研究センター副センター長)
 5 山口県立萩高等学校
講評 堤敏浩(佐賀県立多久高等学校教諭)
 14:40~15:50 基調講演 1      基調講基調講演演
朝日新聞西部本社文化部編集委員
中村 俊介 氏
演題「ユネスコ世界遺産の展望」
     15:50~16:00 休憩
     16:00~16:50 シンポジウム 「世界遺産の保全と高校生の役割」
       ・上記参加校生徒代表
       ・中村俊介(朝日新聞西部本社文化部編集委員)
       ・藤生京子(佐賀城本丸歴史館研究員)
    司会 ( 岩下哲典(東洋大学教授 ) 
     16:50~17:00 閉会行事

   宿泊先 サガシティ ホテル
    住所 〒840-0801 佐賀県佐賀市駅前中央1−7−31
電話: 0952-40-0100

【2日目】8月19日(日) 9時~12時
   佐賀市内フィールドワーク(貸切バス利用)
      三重津海軍所跡、肥前さが幕末維新展覧会幕末維新記念館

8 連 絡 先
藤村 泰夫(「地域から考える世界史」プロジェクト代表)
     山口県立西京高等学校教諭
     連絡先 (090)7139-4833
     E―mail yasuowht-th1960331@hotmail.co.jp
  


Posted by 洋学 at 16:42 | Comments(0)